さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

ログインヘルプ


2014年11月12日

介護仲間からの電話

「おかあさん、おれ間違っていないかな…」
久しぶりにTさんからの電話でした。

Tさんは仕事を辞めて、ガンの奥さんを一人で在宅介護をしています。
少し経験のある私は相談相手になっています。
こういう時は男性より女性のほうが強いんですね・・・・・face11


下を見たら、おもしろ発見
「上を向いて歩こう~」・・・・・この頃の心境です(笑)
介護仲間からの電話






年がそんなに離れていないのに私は「おかあさん」と呼ばれています ??face01

ガンが発症して10年になりますか。
治療方法が決まり、本人の希望で抗がん剤治療を受けています。
この時もかなり悩んでいましたね。

「本人が頑張ると言っているんだから、応援しようよ。現代の医学ではガンの治る確率は高いって」
これが逆で本人に頑張る気力が無いケースも辛いものです。
悩んで、悩んで本人の希望を尊重したそうです。

しかし医療ミスが続き、気が付けばガンは身体全体に転移してしまいました。


今回の相談の内容は「終末期」についてでした。
数日前から輸血で入院しているとのこと。
Drから「あと一週間か二週間でしょう」と言われ、
「このまま入院していますか」、「家に帰りますか」と問われて
「最後は妻が望む家で」と言って来たものの…

一人になって考えた時、
「果たして自分はできるのか?苦しみだしたら救急車を呼ぶ羽目になってしまうのか?
それを思うと正直怖い。自信が無なくなった」と言う事でした。

私は知っている限りの事を伝えて、在宅のDrと仕事をしていた親友のSさんに聞いて見るねと、
約束し其の日は電話を切りました。

沢山の方を見てきたSさんのアドバイスは、おそらくモルヒネが投与されるので
『その時』が来ても苦しまないで静かに眠るようにいきますよ」と話してくれました。

早速,Tさんに電話しました。
「そうか安心した~家に連れてきます」と力強く言ってくれました。

頑張れTさん。
ありがとうSさん。



あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(コーヒーブレーク)の記事画像
「小さい農業で稼ぐ」農業文協の本
ご無沙汰していました
初詣は琴似神社へ。
北海道神宮「年末詣」
ミャンマーからゾウさん到着
札幌市民交流プラザ
同じカテゴリー(コーヒーブレーク)の記事
 「小さい農業で稼ぐ」農業文協の本 (2019-05-26 08:03)
 ご無沙汰していました (2019-02-16 18:06)
 初詣は琴似神社へ。 (2019-01-03 18:57)
 北海道神宮「年末詣」 (2018-12-31 17:32)
 ミャンマーからゾウさん到着 (2018-12-01 18:52)
 札幌市民交流プラザ (2018-10-20 14:17)

Posted by サンダーソニアM at 20:57│Comments(8)コーヒーブレーク
この記事へのコメント
最後の看取りをどこで難しい問題ですね。
家で終末をという家族の心遣い感動ですね
でももし自分だったらできるだろうかと
考えるとやはり二の足を踏むのかな~
とも思いますね。
Posted by ひげ爺 at 2014年11月12日 22:37
今晩は。
相談された方の奥様、穏やかに過ごせると良いですね。
優しい旦那様のもとで、きっと安心されるでしょう。
我が家が、一番のお薬です。

そろそろ雪です。
あわててタイヤ交換をしてきました。
朝外を見るのが、恐ろしいような気がしていますよ(^^^)
Posted by 顔回 at 2014年11月12日 22:58
ひげ爺さま~おはようございます

そろそろ老い支度の年になってきました。
潔良くと逝きたいものですがこればかりは分かりませんね。
この頃は、どうあれ足掻かないで逝きたいと思います(笑)
男性が看取ると言う事に頭がさがります。
話を聞いてあげたり介護の要領を話したりしか出来ませんが、
経験を活かしたいとと思っています。

なにやら今日は荒れそうです。
Posted by サンダーソニアMサンダーソニアM at 2014年11月13日 07:09
顔回さん~おはようござおます

先日はありがとうございました。
お蔭様でTさんは勇気を頂きました。
一人で悩んでいる方は大勢いらっしゃると思います。
二人で橋渡しが出来るといいですよね。

いよいよ雪らしいですね。
Posted by サンダーソニアMサンダーソニアM at 2014年11月13日 07:25
なんだか身につまされるお話ですね・・・。
後何日と告げられる。もう快方には向かわないと冷酷な宣言。
冷たいけど現実からは逃げられようもない。私ならどうすると、
つい考えてしまいます。自宅で看取る決意がいつ揺らぐかも
しれません。やはり病院の方が安心と思う心も辛くなった時に
闇から浮かんできます。最愛の人の終日が迫っている・・・。
きっと何をおいても願いを叶えてあげたい...と。
そうすることで罪悪感に嘖まれることだけは無くなると思います。
でも辛く切ないですね。これが現実なのですね。
Posted by 北の旅烏北の旅烏 at 2014年11月13日 10:45
北の旅鳥さん~こんにちは

顔回さんのおっしゃるとおり我が家が一番なんです。
主人の安心しきった顔は私の宝でした。
自宅で療養することを希望する、叶えてあげることができる幸せもあるのではないかな。
病院は家族は安心します。
ご本人は自宅が安心なのではないかな~
Tさんの奥さんは来週あたりには帰れると思います。
顔回さんのアドバイスで勇気百倍です、頑張れると思いますよ。
応援しています。
Posted by サンダーソニアMサンダーソニアM at 2014年11月13日 14:37
病の終末期は、皆さん悩まれますね。
私の友人も同じようでした。
肺がんで終末期をむかえ、病院の紹介で
ホスピスに転院しました。
キリスト系のホスピスで、静かな環境でした。
そこで一カ月を過ごし、静かに亡くなりました。
ご主人は家での看病では、手厚い看病は
出来ないだろうとホスピスを選んだそうです。
もちろんご主人は毎日ホスピスに通って
いました。このような場面にぶつかると、
やはり本人の意思を尊重したいと思いますね。
しかし家庭を訪問する医師は、中々おりません。
ほんとに難しい選択です。
サンダーソニアMさんは、経験豊かな方ですから
おかあさん的存在でアドバイス出来、頼りがいが
あるんでしょう。これからも良き「おかあさん」で
相談相手になって下さい。
Posted by フリーダムナツ at 2014年11月13日 18:03
なっちゃん~こんばんは

夕方から雪がつもりました。
木々にファッ~と~とてもきれいです。

週末期は難しいですね。
Tさんは家事の事はなんでも出来る人なので、
後は勇気と言うか度胸でしょうか。
幸い在宅のDrは「いかなる時でも協力します」と言ってくれていますので
安心だとはなしていました、めぐまれていますね。
ホスピスは狭き門で気が気でないのが現実のようですし・・・・

ポックリか老衰が望みですね。
認知症にもなれないし・・・・
この頃感じるのは運命だと言うことなのかと!!!!
そのために身体を鍛えておこうと思っています。

幸せなことに毎日忙しくすごしています。

明日の朝は雪かきになるようです。
Posted by サンダーソニアMサンダーソニアM at 2014年11月13日 20:16
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
介護仲間からの電話
    コメント(8)