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2010年09月30日

千の風になって

介護仲間のMさんの、お母様が5月に病院で亡くなられたと……
先日知りました。

爽やかな秋
千の風になって




介護仲間のご家族が千の風になってしまいました。
Mさんは、京都にお住まいで認知症のお母様を在宅介護されていいました。
医療関係のインターネットで知り合い、
情報交換をしながら、お互いが無くてはならない存在になり励ましあってきました。
メールとお手紙での交流の中に心温まる介護の情景が何度も感じられました。

  京都新聞の「こまど」に投稿した1部の思い出です。

  「あっ!ほれっほれ!」と食卓をたたく音。
  見ると母のお気に入りの「キムタクのCM。
  目の輝きも、表情も今までとは大違い。
  4年ほど前から認知症となり、私の事をだれかもわからない母なのに。 
  だけど「キムタク様」にはすばやい反応をする。面食いなのは昔
  ながら。
  ちなみに他のオトコマエさんは、どうやら大したことないらしい。
  トイレに座らせるのもひと苦労「もっと後ろに腰掛けて!「う・し・ろっ!」
  と必死に連発すると、しばし考えて…
  にっこり「ローソン!」と答える。
  しり取りのつもりか私も負けじと「ンがついたから、はぁーい負けっ」
  でもトイレだけに「ン」をつけたのか…と、
  思わず笑いながら抱きしめた。
  
  痴呆介護の修羅場を乗り越えたお互いの笑顔がありました。
  さぁ今日は母のどんな言葉、しぐさで癒してくれるのかたのしみ。
       
                城陽市・58歳・主婦
Mさんの介護の一こまでした。

昨日、お電話がありました、お母様が亡くなられた悲しみからはまだまだ立ち上がれないご様子
でした。
かける言葉もなく、「しばらくは、ご自分のことだけを考えて」と……
長い介護生活でさぞ、心身共にお疲れと思います、
まずは、ゆっくりして下さいね。



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Posted by サンダーソニアM at 09:07│Comments(10)在宅介護奮闘中
この記事へのコメント
千の風になって・・・涙がこぼれました。長い間の
介護をなさいましたMさんに心からお悔やみを申し上げます。
と同時にサンダーソニアMさんのお気持ちさぞやとお察しいたします。誰にでも老いはやってきていつまでも変わりなく幸せを
願っていますけれど、介護なされます方々のご心労はさぞかしと
健康でいられる事に感謝しなければと思う昨今です。
季節もどうやら秋めいてきましたが一歩早く寒さがやってくる
北海道、ご主人様ともどもくれぐれもお健やかにお過ごし遊ばされますように。
Posted by つる at 2010年09月30日 15:49
つるちゃん~ありがとう
愛する人を亡くしたときの、心の落ち込みは如何する事もできません。
お母様のことがきっかけで「心の風邪」をひいてはと心配していますが、
Mさんなら大丈夫と思っています。
日薬と申しますから、徐々に元気になって行かれる事と信じています。
お母様の、長い介護のご褒美に北海道旅行にでも見えたときには
お会いしましょうと約束しました。
Posted by サンダーソニアM at 2010年09月30日 18:15
サンダーソニアMさん
永遠の別れは悲しいです。爺ィも80年生きました。
ですから、沢山の親しい人との別れをいたしました。
祖母と母は9歳のとき、二人の兄と姉は歳若くして逝きました。
父は23年前でした。同居してました義母も20年前でした。
人は皆、いつかは別れる日があるものなんですねえ。
どうぞ、心強く生きて下さい。
Posted by jijii at 2010年09月30日 18:16
jijiiさん~こんばんは
お別れは本当に辛いですね。
jijiiさんは9歳の時におばあちゃんとお母さんが亡くなったんですか。
お父様のご苦労とjijiiさんの寂しさははかり知れません。
jijiiさんのブログを拝見させていただいていますと、
優しいお人柄を感じていました。
悲しみを乗り越えた大きな器の持ち主なんだと、
改めて感じています。
奥様と仲良くお元気で沢山楽しい事を見つけてくださいね。
応援しています~(*^_^*)
Posted by サンダーソニアM at 2010年09月30日 19:53
千の風になったと納得できるまでには、
多少の時間が必要でしょうね。
でもきっと納得できる日が訪れます。
それだけのことはしてこられたのですから。
Posted by Kiyo at 2010年09月30日 19:55
こんばんは。
介護されているお仲間のご家族が亡くなられたとの事、同じ苦しみを
共有されているアンダーソニアMさんにとって痛いほどその気持ちが
お解かりでしょう。その方も急に介護から解放されても、当分のあいだ
悲しい寂しい思いをされるでしょう。暫く時間が必要ですが、かならず
元気を取り戻す時がきます。人は誰でも悲しみ喜びを味わいます。
あまり自身の事は話しませんが、色々な事がありました。
その度に、挫けてはいけないと心に言い聞かせた時もありました。
その方もきっと元気になられると思います。
私たちもそれなりに歳を重ねていますが、気持ちを若くして残る
人生を楽しくいきましょうよ。
いつも神に祈りつつ、毎日を感謝しております。
Posted by なっちゃん at 2010年09月30日 21:20
サンダーソニアM様にどうしてもお声が聞きたくて突然お電話をしていまいました。思ったとおりの素敵なお優しいお声で思わず声をつまらせれしまいました。
そしてまた皆様の暖かいコメント!ありがとうございます。
時が少しずつ元気にしてくれるのでしょうか~重度になっていく母へのいとしさは増すばかりでした。あっという間の突然の別れ~後の事で泣く間がありませんでした。
ご近所の方、友達から「大変だったね。お疲れ様。お母様は喜んではるよ」と声を掛けられても、イヤイヤまだまだ生きててほしいかったのと心の中で思い泣けませんでした。
それがどうでしょう~サンダーソニア様のお声を聞いたとたん初めて素直に泣けたんです。
私の介護が楽しく前向きになれたのも遠く離れた北海道からの「教えと励ましのメール」でした。本当に有難うございます。
ご主人様と長くお幸せでありますようにお祈りしています。
Posted by マッチ at 2010年10月02日 20:56
kiyoさん~おはようございます
あの暑い日から比べると、かなり冷え込んできましたね。
マッチさんの悲しみに、

きっと納得できる日が訪れます。
「それだけのことはしてこられたのですから」
そうですね。
誰もが認めています、元気になってくれますよね、。
皆さんがら暖かい言葉をありがとう。
Posted by サンダーソニアM at 2010年10月03日 05:36
なっちゃん~ありがとうございます
在宅介護の制度になり、介護ステーション自体が思考錯誤で始まった
我が家の介護生活でした。
やはり戸惑う事が多く1年~2年は睡眠も取れない状態でした。
次々と新しい出来事を乗り越えてついには在宅療養が出来る
喜びになって行きました。
大勢の方に係わって頂いて、現在があるわけで感謝、感謝の
毎日を送っています、ありがたいですね。子供達の団結と協力にも
感謝しております。
よき先輩のアドバイスは私の宝です。
Posted by サンダーソニアM at 2010年10月03日 05:51
マッチさん~おはようございます
長い介護生活本当にご苦労様でした。
お母様も安心していかれたと思います。

私の主人からの経験ですが、
ア~人は病気では死ねないのだと何度も核心しました。
その人の「持って生まれた寿命」なんだと何度も経験しました。
9年間で3度も宣告されましたが、乗り越えています、
お医者様と看護師さんのお陰げもあるんですが、
第一に頂いた寿命で生かされていると実感しています。
それには私にも“叶わない”わけで日々後悔の無い様にと過ごして居るつもりですが……
突然のことですから、私も自信はありません。
マッチさん、今はお母様の思い出にひたってお過ごし下さい。
そして、これからはご主人様に沢山の愛を忘れないで下さい~

またまた、老婆心ですた(*^_^*)
Posted by サンダーソニアM at 2010年10月03日 07:49
 
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    コメント(10)